今回4月のCoversを担当させていただきましたDevellope.の松田です。

表紙の話をいただいて即答で「やります！」と言ったものの、全く構えていないところに来た依頼だったので正直かなり苦戦しました。


どんなテーマでどんなものをつくるのか。
そもそも自分たちは作品を通して、見ていただける人に何を伝えたいのか。

みんなで話し合っていく中で出てきたワードが
笑顔、春、寄りの画角…

マスクを外せる世の中になっていく中で、
「やっとみんなの笑った顔を間近で見られる時が来た」
そのようなポジティブなメッセージ性のある写真を撮りたいという話になりました。

モデルさんの顔や髪の個性を活かして、できるだけシンプルに撮る。
そうは言っても何もしないというわけではなく、美容師としてできる技術を活かして最大限に引き出す。
このように言葉にして話したり、書くことはできても実際に作るとなるとこれがなかなか大変でした。



髪がどこに落ちてくれば良く見えるのか、どこに筆を入れればモデルさんの顔が引き立つのか。
何度も現場で直しては、何度も撮り直していただき…

日々のサロンワークでも、お客様ひとり一人と真剣に向き合ってデザインすることがいかに大切なのか身に染みてわかりました。

現場にいたみなさんの力を借りながら、最終的には満足のいく写真を撮っていただくことができたので良かったです。

今回は個人としてではなくお店のスタッフ数名で複数のモデルさんを担当させていただいたのですが、やっぱり僕はチームで作り上げる作品が個人で作るものよりも断然好きだなと改めて感じました。
出来上がった後の達成感や解放感(笑)をみんなで共有できるあの感覚がすごく好きなんです。


反省点も多々ありますが良い経験になり、様々な勉強もできました。
何よりこのような企画を担当させていただけたことに感謝し、また仕事を依頼していただけるように、これからもスタッフみんなと日々の仕事を楽しみながら切磋琢磨していきたいと思いました。


ありがとうございました！

Devellope. 松田